2012年4月20日金曜日

宇納間備長炭

延岡の隣にある北郷は「宇納間備長炭」で有名な場所。

そう。
先日、誕生日にお参りに行った宇納間地蔵尊がある場所です。

今日は、念願叶って
知人が焼いている炭の窯出しを
見学させてもらいに行ってきました。


宇納間備長炭は窯出しまで1ヶ月以上火を入れるそうで
昨年、お世話になった方にこの炭をプレゼントしたら
火持ちや質の良さにとても驚いていました。

窯から炭を出す作業も9~13時間ほど掛かるとのことだったので
私は後半の4時間くらいを見学。


窯の中では炎がオーロラのようにゆらめき
炭が脈打つように黒から眩しいオレンジへと
色の変化を何度も何度も繰り返して
まるで、命ある生き物のようでした。

窯の中の炭が減るにつれて
炎の色も変わっていきました。

透き通るような黄色やオレンジ、ピンクのような茜色・・・

言葉では言い表せない美しさと香りでした。

作業中はあえて写真は撮らず
その光景を胸に焼き付けて
片付け終わってから窯を写させてもらいました。
(なので、様子は想像してください。)


上の3つの穴からは
初めは勢いよく煙のような炎のようなものが出ていて
いちばん下の穴から、長いものは1メートル以上もある炭を掻き出します。

まだ炎を携えながら窯から出てくる炭は
細かい無数の火の粉を放ち
夜空に煌めく天の川のようでとても綺麗でした。

目の前に広がる光景が想像を遥かに超える美しさで
時間を忘れて眺めていました。

美しさにうっとりして、帰宅後も溜息ばかり。。
夢を見ていたのでは?と思うほどです。

機会があったらまた何度でも見たいです。

ずっと見ていても見飽きることのない炎の神秘。
火(日)の神様を感じた一日でした。


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